bagdat cafe Jevetta Steele etc 



僕には幼少の頃から妙に頭から離れない光景というのがあって、
代表的なのが、タージ・マハルのような真っ白な宮殿と真っ白な太陽の塔がたっている、
広大で真っ青な池のある広場に自分が佇んでるというもので、フッとした時に
ありありとその光景にいる時のような感覚に襲われたりする。
小学校の時に、社会科の資料集でタージ・マハルを見たときは、
この場所だ!と驚いた覚えがあるくらい心に焼き付いている光景で、
この光景を思い出す時は、大抵心地よい風にあたっているような時で、
その感覚はさりげないけど、心が身体から一瞬持って行かれるような、とても強いもの。


僕はこの瞬間の為に生きているといっても言っていいくらいの、未知の楽園を
垣間見たような、なんとも言えない満ち足りた感覚だ。


多分、すごく小さい時の無意識に見聞きしていた事が影響してるのかなと
思うんだけど、ここまで強く僕の心に影響はしないまでも、時折思い出す
かなり惹かれる場面があって、砂漠の砂丘を女の人が独りで歩いている所に
物憂げでかなりインに向かった響きの、繊細な歌声の曲がかかってるというもの。


知っている人が読めば、すぐにバグダット・カフェだと気付くかもしれないけど、
僕は稀にこの歌を聞く事があっても、調べる手掛かりすらなく、もしかして
自分の思い込みの場面と曲を勝手にくっつけてしまっているかもしれないと
思うと人に説明すら出来なくて、いままですごくもどかしい思いをしてきたわけです。


しかし先日、某ヤフオクで音楽カテゴリで"jazzy"と入れて検索しているとYoko Black Stone
"Calling you"という曲があったので、なんとなく気になって視聴してみると、
まさにあの砂漠の歌!視聴したのはクラブ仕様なカバーだったんだけど、
曲名が判ればあとは簡単。すぐに映画バグダットカフェの主題歌でJevetta Steele
という人が歌っていると判明したので、速攻で手に入れてしまった。
Holly call trioの別ヴァージョンも入手、Yoko Black Stoneの12インチも入手。
長年のひっかかりを一気に解いてしまって、少し寂しい気もしている。
ずっと自分自身の謎のように感じていて、それが少しだけ嬉しかったからだ。


ちなみにバグダットカフェの名前はK.D langが好きだった僕は、同じパーシー・
アドロン監督が撮ったK.Dが主演しているサーモンベリーズという映画の絡みで
(まだ見て無いけど)何回も目にしていて、まさかこんな近くを通っていたなんて、
という感じだ。まさに灯台下暗し。


というわけで、今僕はずっと埋まらなかったピースがカチッとあるべきところに
おさまったような、完成したような気分なのです。

ちなみに、やっぱりオリジナルのJevetta Steeleのcalling youがすきかなぁ。
Yoko Black Stoneの12インチのみのcoolmixが予想以上にかっこよかった!
あとはちゃんと映画を見るのみです。
コーリング・ユー・フロム・ジェヴェッタ Jevetta Steele
コーリング・ユー ?バグダッド・カフェ ― オリジナル・サウンドトラック Bagdat cafe original sound track
コーリング・ユー (BLAME IT ON MY YOUTH) Holly call trio
THE ONE ABOUT ME Yoko Black Stone