2日目-石垣〜西表


7時半くらいに起きて朝食。ビュッフェ形式でやっぱパイナップルとかドラゴンフルーツとか
南国果実がおいてある。普通にむしゃむしゃ食って、離島桟橋へ。
西表に行くに高速船に乗る為に荷物持って急ぐ。
切符買って、船内に落ち着いてから、荷物を切符売り場に置いて来た事に気付いて急いで回収。


初めての高速船はすごく速くてびびる。けっこうな波をざばざば突っ切っていく。う〜む。


西表につくと予約していた「ヴィラうなりざき」のスタッフが看板を持って待っててくれた。
桟橋に色々な看板を持った人がお客を迎えている。
唯一のスーパーに入って商品を見てると普通の野菜とか結構高い。輸送費でかな?
普通の野菜がこんなに高いのは結構つらいだろうなー。と思ったり。


スコールが突然降ったりする中を、島内速度でホテルへ向かう。結構行った所に
ヴィラうなりざきはあった。受け付けビュッフェの棟と各部屋の棟が2棟。


一緒に送迎のワゴンに乗って来たカップルと少し話すと、前日波照間にいたらしい。
しかも僕らも泊まる予定の「ゲストハウスnami波」に。噂通り、漁師のオジイが
採れた魚を振る舞ってくれるらしい。なんだかこの彼とはバッグもお揃いで
気が合いそうな感じだったけどそこそこに部屋にいってみる。


部屋は外から見るとこんなで、各々の庭に感じるように出来ていてとてもよい。

天井がとても高くて広く感じるし、ソファとかも明るいバンブーで統一されていて
明るく感じる気持ちの酔い部屋。教えてくれた同僚のTに感謝感謝。


庭はこんな感じ。

ジャクージがあって、周りには木のテーブルとベンチにハンモック。
下におりると、とても小さい砂浜。おりるとスナの上を砂色のものが飛ぶように
逃げていく。どうやら小さいカニで、巣穴に逃げ込んでいるよう。彼女がせっせと
巣穴に枝とかを詰めていじめても、少し目を放すと外に出してある。働きもの!


フロントで明日のカヌーツアーを予約してもらう。半日で考えていたけど、
スタッフの反応を見て1日コースに変更。後でこの選択は大正解だと判明する。
あとさっきのカップルがここのディナーを予約していたので、真似して僕らも
ここのコースを予約。
雨がふったり止んだりしてるので、傘を借りてバス停に向かう。歩くと歩道の横の
茂みからゴソゴソ逃げていく音がする。なんだろ?


バスにのって行く先は日本最南端のバス停、豊原。なんか旅行ガイドには大原までのバス停しか
ないけど、いけるとこまで行って、そこにある「南風見茶屋(はえみカフェ)」まで行く魂胆。
軽く1時間くらい、星の砂のビーチ、星砂の浜や牛がひく車で海を渡っていく由布島を通りすぎて
なんにもない豊原へ。まじでなにもない。ちなみに1000円でバス乗り放題のチケットがお徳です。


目的の南風見茶屋では島野菜カレーとサラダ、ビールのセットを食べる。

サラダにはグァバがのってて、カレーにはパパイヤが入ってる。家庭的なゆるい味で、気分に合っていた。
他の客は関西人ぽいカップル。お店の金髪にドレッドのおばさんも元都会人のにおいがする。
こんな端っこに非沖縄人がいっぱいと考えるとなんだかおかしい。


店を出ると、近くのプライベートビーチみたいな浜に木のトンネルを抜けていく。
丘ヤドカリとふなむしがざわざわ。沖縄にもいるんだな。ふなむし。と思いつつ下がっていく。
荷物をおいて膝まで入る。水があったかい。貝殻を拾う。しばらくぴちゃぴちゃやってると
砂浜にでかいヤドカリ発見。

僕はこの丘ヤドカリが大好き。昔田舎の道端で売ってるのを
祖母に買ってもらったのが最初でそれから何回か飼ってきたけど、いつも突然死んでしまう。
だからこんなにでかいのは感動ものだった。しっかしでかいくせに臆病。これは本当にそうで、
小さいのはせっかちに出てくるんだけど、でかいの夜間に行動して、一回引っ込むとなかなか出てこない。
生き残るコツなんだろうな。しばらくこいつを観察しているとバスの時間になってきたので戻る。
意外や牛が多く飼われていて、どうやらこれが石垣牛ぽい。


夕食の時間になってビュッフェに行ってみると、照明が落とされてロウソクの光りでムーディになってて
意外な夜の顔びっくり。全面窓のビュッフェなので、少し外が見える。ヤモリがときおきケケケと鳴く。
宿の部屋の天井にも小さいヤモリがいるくらい西表にはヤモリが多い。この鳴声がなぜか無性に好き。
料理はシンプルながら沖縄の野菜を使ったものでおいしく頂く。特にカツオを使ったパスタが
かなりおいしかった。石垣牛は、ローストと煮込みが選べたけど煮込みの勝ちだったなー。
ワインのカラフェをかるくいなして、デザート食べてごちそうさま。


食事を終えて外をぶらぶらすると、空の星がすごい。濡れた道路わきの草にポゥと光が沢山あるのに
気付いた。螢だ、と思って懐中電灯の光を当てるとグロい容姿の螢の幼虫。光出してるくせに
光りが大嫌いみたいで逃げるにげる。
さっき道のわきに隠れてたであろう、手の平を思いきり広げたくらいの、赤くて座高が高いカニもうろうろしている。
アスファルトには、会ってみたいと思っていた、アシヒダナメクジが。これは固くてマットな質感の
なんとなく所有欲をそそる黒いやつで厳密にはナメクジとは異なるって話だった、たしか。
でかいヤドカリもまたいて、やっぱり臆病で出てこない。
部屋に戻るとドアの前に勝ち気なカマキリがいた。細いくせに威嚇してくる。上の常備灯には
集まる虫を求めてヤモリが3匹。ココは本当に生き物天国だ。


明日には朝から初めてのカヌーが待っているので、早々と就寝。zzz