V.A / The Rebirth of COOL - Too


楽しいといえば、最近聞いてて楽しいのが92年産のこのCDなんですけど、
中身はというと、当時全盛だったACID JAZZのショーケースなわけで、
最近のNU JAZZ系はこの暖かみをどこに忘れてきたんだ?と思わせるわけで。


ACID JAZZといっても、収録アーティストはGANG STARRとかBRAND NUBIANとか
PETE ROCKとかってHIPHOP勢が主なんですけど、そこでの音もやっぱり時代を
いい意味で感じさせてくれてる。コンパイルはPATRICK FORGE。
このシリーズは回を重ねる毎にドラムン中心になったりするんですが、コンセプトとしては
時代を反映しているジャジーな音を紹介するというコト。だと思う。
VOL.7なんかIAN O'BrienのMONKEY JAZZが入ってるというね、必聴の一枚。しかも2枚組。
そんなわけで、巷で名コンピとして名高いfreezoneと双肩をなす良コンピなんですねー。


僕がお気に入りなのは、MAIN SOURCEという人たちのLOOKING AT THE FRONT DOOR
という曲。底の方でぐいぐい引っ張るベースライン、畳み掛けるビートに
エフェクト掛かったスキャットとピアノリフのループがカッコよすぎます。GREAT。
commonsenseにも似た感じの曲があるんだけど、90年代初頭にはあんな感じの曲が
けっこう出たのか?恐るべしアーリー90'S。