obsesion / un monton de cosas (EGREM)

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1.イントロダクション-Intro
2.Interlud
3.ウン・モントン・デ・コサス-Mont de Cosas
4.シグアラヤ-Siguaraya
5.Paco Interlud
6.何のために-Pa'Que Te Haces
7.Interlud
8.間違えてるよ-Te Equivocas
9.かっこいいやつ-Guapo
10.Interlud Centro Habana
11.ロラ(ウーチ・クーチ)-Lola (Uchi-Cuchi)
12.僕のネグラ-Negra M
13.Interlud 1,2,3...Probando-
14.ウン・モントン・デ・コサス-Mont de Cosas
15.君の好きな歌を歌おう-Elige TQue Canto Yo


これ、ユニオンで300円ゲットしてからというもの、お気に入りのobsesionという
キューバhiphopのアルバムの曲目のアマゾン版日本語訳なんだけど、
80'sのアイドル歌謡ばりの邦題なんで思わず列挙してしまいました。


肝心の曲はというと、もちろんキューバの母国語であるスペイン語
よってライムされています。そのフロウは今まで英語や日本語のライムに
慣れた耳には新鮮に響くでしょう。この邦題みるまでは、政治的に複雑な
成立ちの国だし、シリアスな内容なのかな?と思ってましたが、そうでも無いのかも。


ダークなアブストラクト調のトラックやR&B色の強いトラックなど、結構メジャーと
インディーの境目的なビートにキューバ音楽のエレメントがちりばめられてイル、
エキゾチックなhiphopに仕上がっていますが、ともすれば安上がりな印象になりがちな
伝統音楽使いを見事にまとめ上げてイルのがRoberto Fonseca(ロベルト・フォンセカ)
という20代半ばのイケメンピアニスト。
ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブのツアーメンバーだったコトもあり、
tokyo jazz2002ではherbie hancockWayne shorterらを凌駕する
グルーヴィーな演奏で賞賛をあびた人物でもあるしいですよ。


んでこのアルバムでも彼のピアノが何曲かでフィーチャーされているんですが、
やはりスバラしいです。12.Mont de Cosasなんかはjazzy hiphop隠れ名曲でしょう。
自身のソロアルバム NO LIMITamazon)ではドラムンベースのトラックでピアノを
ガンガンひいていたりもする、非常に興味を惹かれる人物です。


最後に普段聴き慣れないhiphopということで、
Nairobi's Rednose Distrikt / Kilio Cha Haki(up to you too)を挙げておきたく。
日頃チェックさせていただいているマソウさん(id:ecrn:20041230)や
IziphoZamさん(id:IziphoZam:20050114)が紹介されていて知ったのですが、
これはkindred spiritからcrazy jazzy beatsとも言うべきグッドトラックをリリース
しているRednose Distriktとナイロビのラッパ−達とのコラボレーション作品。
僕は最初rednoseぽくないなとおもったんですが、いや、そうでもないなと思い直しました。
土っぽい声には意外にクリーンなビートが好相性なよう。