天野屋@お茶の水


この間、突然休みがもらえることになったので、いつも平日に行きたいと思っている
お茶の水に(結局)夕方近くにいってきた。どこに行きたいのか、漠然と意識はしていたので、
駅を出ると自然と脚は古本街とは反対の聖橋へ向かう。橋を越えてそのまま湯島聖堂を通り過ぎる
(聖堂はしまっている時間なので)。突き当たりを右に行くと神田明神に続く短い坂があって、
その坂の根元に行きたいと思っていた天野屋さんがある。


以前行った時は閉店間際だったけれど、今回は大丈夫そうだったので、余裕ぶって神田明神
ぶらぶらしてみる。犬をつれたおじさんが境内からずいぶん離れた所で仁王立ちしていた。
さてさてお店に入りましょう。


こんなお店です。もう外見だけで好きになっちゃう感じ。



店の中は暖かい電球の光りで満たされていて、そこかしこに吊るされた風鈴が、
店を通り抜ける風にチリチリンと気持ちのイイ音色をたてています。
無数にかざられた掛け時計や置き物もいい加減な感じではなく、馴染んでいて心地よい。
ちょっとした中庭があるのもいいなぁ。


メニューはというと、ココは甘酒でちょっと有名な店。だけど甘酒はそんなに好きではないので、
豆寒を注文しました。有名な梅むらの豆寒の黒くて締まった豆とは違って、
茶色くて軟らかめに炊いた豆に結構な量の寒天。黒蜜もちょうどよくて、おいしくいただく。


一人もぐもぐしていると、お店の子供が帰ってきた。近所の人らしい二人組の女性の
お客に話し掛けられて、うまく対応できないでいる。人見知りなのかな。
やっぱりこうやって地元に根差した店というのは、すごく気持ちが落ち着く。
一見の客としては埋められない溝を感じるようで、憧れも入り交じったような、
ちょっと複雑な気持ちになってしまうんだけど。

【天野屋】
□HP http://www.amanoya.jp/(上のイラストに触ると地下にあるムロが。すごいなー)
□オンラインショップ http://www.e-oder.com/amanoya/
□場所 東京都千代田区外神田2-18-15地図
□営業時間 平日9:00〜18:00(日・祝は17:00まで)
□定休日 4月3週目〜12月1週目の各日曜日+夏期休暇
□TEL 03-3251-7911