Slow Music Slow LIVE ’05 @池上本門寺
けっこう前から出演陣の豪華さで3日間の内どれに行くか迷って迷って、
結局「野外だから近くに行けば音聞こえるだろ」という結論に達し、
お金を払わずに好きな人の歌を聴くという罪悪感を、本門寺ちかくのあんみつ屋に
あんみつを買いに行ったら音が聞こえてきてついつい行ってみたら的な事にして
払拭しようという企画を実行してきました。
長々と続いたうっとうしい天気が嘘のように晴れて絶好の野外ライブ日和だった日曜日、
池上線で池上に降りてみると、そこには本門寺のまわりに小さいお寺が点在する、いやがうえにも
小旅行気分になってしまう素敵な街でした。(駅の周りのゴチャゴチャ加減に悪態ついてごめんなさい)
既に蝉が鳴き始めている本門寺を右手に真の目的?のあんみつ屋に向かうも、既に売切れで閉店。
彼女のお母さんから重いからバッグを持って行った方がいいと言われ背負ってきたバックパックが
空しい重さを伝えてきます・・・
気を取り直して、第2の目的であるライブ会場に向かうと既に大貫妙子が歌っている!?
そうなの?トリだと思っていたのに!階段をのぼり切ってしばらくすると終了。
ライブ会場に行ってみると、傾斜地にある会場なので、外から見ている人が結構いて
一安心。次は小野リサ、Bossaですよ。消え入るかのような喋りのあとはもうBossaでした。
想像していた通り、寝そうになる彼女。一日目の人選を見た瞬間にこれを席で見たら
絶対にやつは寝てしまうという確信があってこそのタダ見でもあったわけです。
そして第2幕的なことになり、登場したのがアコースティックデュオ、Be the voice!
この人達見に来たようなもんなんだよなー。大好き。自己紹介は声が震え気味でした。
でかい会場あんまりやらない人達だから、だけに一曲目の「8月のきりん」を歌うのを
聴いていて、こう胸に来るものがありました。なんかデビュー作から聴いていたり、
出身校が一緒だったりして人事じゃないような感じがしてしまうのはこの人達だけ。
段々日もくれてヒグラシが鳴き、涼しい風が吹いているなかで聴く彼らの歌は最高でした。
最後はSignという、人の一生の終わりを受け止めて明日を迎えるという感動的な曲でおわり。
よかったなぁ、としみじみ思うのも束の間、畠山美由紀が登場。そしてあの深く憂いのある
声でハミングをはさみながら歌いはじめました。のっけから世界をガラっと変えてしまう
辺りはさすがの貫禄。日暮れをすぎ、月が出てきている情景にもぴったりで、ただ聞き惚れるのみ。
途中からあまりに蚊が多くて、風のある所に移動していたんですが、最後の曲になって見にいくと、
畠山さんピアノ弾きながら歌っていたんですね。すごいなぁー。かっけえなぁ。
という具合で満喫してきました。申し訳ないけど。来年も・・・・・ふふふ。