ヤツガシラ(八頭)&アビス


僕にはどうも、身銭を切らずにいただいてきた草花に対して
あまり親身に世話をしないという悪い癖があるようで、
いままで色々枯らせてきたんだけど、ヤツガシラもその一つ。


水換えをさぼって、外に出しっぱなし。水がほぼ蒸発したら
また水を足すという世話をしていたら段々葉がへっていき、
今年の冬には外周にわずかな葉が残るばかりになってしまった。
そこで改心してももう遅いんだけれど、とりあえず株分けをして
救える所は救おうとしてみた。案の定、芋部分は赤くなって腐っていて
中には大量のダンゴムシが越冬中で、まだ生きている葉っぱがある
部分だけを割って綺麗な水に入れてみるも、速攻で枯れていった。
あのときは本当に反省したものです。


そんなこともあり、この春に店先でヤツガシラを見たときに、
先代を弔う為にも、今度は元気に育ててやろうと買って帰ってきたのがコレ。

本当は和食屋さんなんかにあるように、洒落た深めの皿に水を張って
かっこよくしたいんだけど、なかなか手軽なものが見つからないので
未だに買ったまま。里芋の仲間だけあって、実も葉も食べられるらしい。


これは去年西表島で見た、シマオオタニワタリの園芸種のアビス。

中心部からくるくると巻いた新芽が出かけている。自然界ではこの部分に
他の木からおちてくる葉っぱを貯めて養分に変えているので、ここは
いつも湿り気味で管理。薄くて広い葉がとても綺麗。
やはりシダはいいなぁと思わせてくれる。思えば、このアビスといい
偏愛しているアオネカズラといいビカクシダといいすべてウラボシ科という
偶然。変わった形態のものが多いのかしら。


そういえば、先日念願のアフリカ産亀甲竜の小さいものを
オクで落札したので到着が楽しみ。まだ2cmの株が3個らしい。
ん〜。水やりを我慢することを学べそうだなぁ。