tour de plants4


先ほどレイトショーで、崖の上のポニョ、見てきました。
なんかとんでもない映画でした。予想外の展開に付いていくのがやっとでしたが
最後までポニョがとてもかわいらしかった。それがほんとによかったです。
宮崎駿は本当にすごいですね。


だいぶ間があきましたが、その宮崎監督の名作、天空の城ラピュタのモデルになった
いわれている、モンサンミッシェルの巻です。
いわずとしれた世界遺産なわけですが、やはりここは行きたいという事で、
TGVのチケットを彼女頼りで取りましての日帰り旅行でした。
パリのモンパルナスから7時発、レンヌという駅に8時30分頃着き、
そこから観光バスでモンサンミッシェルに向かいますが、
予想以上の日本人のモンサンミッシェル好きには驚きました。


そこまでの電車では見掛けなかったのに、バス乗り場には9割方
日本人の長い列ができてまして、バスに乗ると中はハトバス状態、
しかもフランス人運転手が日本人向けにかけるBGMがYMCA、
それに合わせて大声で歌う、曲が終わると通常運転にもどるという、
少しさびれた雰囲気の中でのモンサンミッシェル到着。
少々残念な到着ではありましたが、広大な干潟にそびえる城塞の存在感はさすが。


観光ガイドのミニコラムに従い、土産物やがある目抜き通りは避けて、狭い横路を進みます。
石垣や屋根は苔むしていたり、家と家の間にある小さな空き地には草花が生えていてなんともかわいらしい。
こういう生き物の住む隙間があるのが、海に囲まれた寒風が吹きつける石の城の中にあって、
生きた彩りとして、ほっとさせてくれます。


ちょうど正午の鐘が鳴っていて、働いている人達が帽子を取ってその鐘の方に
黙祷しているのが印象的でした。


どんどん上がってチケットを買って中に入り、修道院の内部を見学しましたが
よくこんなにしっかり作れるモンだという感じで、監獄として使われていたというのも
伊達じゃあないです。


モンサンミシェルの植生の記事なので省きますが、建物を巡るだけでも大スペクタクルという感じです。


これは入り口ちかくから煽って取った図。


これは目抜き通りから横道に上がった家の塀。苔がかわいい。


これもその近く。こういう黄色い花がところどころに咲いて彩りになっている。


モンサンミシェルの出来る過程がいいかんじの模型になってます。



一通り見て外にでた所の貫禄の城壁。


壁の寄り-1。


壁の寄り-2。タマシダ的なものが。


壁の寄り-最後。一カ所でしか見なかったアオネカズラに似たビロードぽい葉のシダ。
近寄れれば根茎がどんな具合かチェックしたかった・・・。


モンサンミシェルがある干潟までの牧草地帯にはこんな感じの黒羊たちがいっぱい。


いやあ、行ってよかったです。帰りのバスがレンヌまでのバスじゃない事を
フランス語が達者な若者が教えてくれて大変助かりました。
彼がいなかったらまずかった。ヒデキ感激です。


さてさて、つぎはル・コルビュジェのサボア邸を書きたいと思います。
いつになることやら〜。