MASHフライヤ+tour de plants1


文字小さくするタグすら忘れかけている感じで、再開!


さてさてさて!去年までフライヤを担当してたイベント、GSが終わり、
今度は新宿二丁目の非常口というクラブでMASHというイベントを
友達が始めたので、またまたそれのフライヤを作ってます。
いつも頼んでくれるってのは、気に入られているということでよろしいでしょうか。
皆さん気合いが入っていて、強力なDJ陣に加え、特別ゲストでbotanica del jibaroの総裁
lamanofriaも来てくれます。締切も厳守でそこもまた気合いを感じさせます。
6月7日は新宿にぜひぜひ。デザインはクラフト紙の指定があったので、
色をあまり使わない骨太で読みやすいフォーマットにしたという感じです。


ところで、さっぱり話を変えますが、3月の終わりにフランスはパリに旅行へ行ってきました。
遅い夏休みだったわけですが、3月のパリ、侮ってはいかんです。気温もなかなかに低いんですが、
天気が変わりやすいこと山の如し、です。晴れてんな〜と思った次の瞬間には
真っ黒な雲がやってきて、アラレがザッーという感じでした。
フランス人もロンドン人(映画とかでささないじゃないですか)と同じく、傘なんかささないんだろうと思っていたら、
皆しっかり折り畳み傘持ってるんですよ。
折り畳みなんて持つの日本人くらいだと思ってたから驚きましたね。
この季節の天気が変わりやすい証拠です。


最初フランスはユーロが高いので、どうかなと思っていましたが、
去年表参道のGYLEでめちゃくちゃ気に入ってしまった、patrick BLANCの垂直庭園が
全面に施された美術館がパリにあると知り、行ってまえ!となったんです。
jean nouvelが設計したケ・ブランリーというその美術館は、世界の各大陸別に、プリミティブアートというか、
土着の民族が、儀式や祭事に使っていた、仮面や衣装、器や舟等が、
広大な建物に無数に展示されている所で、しかも展示の仕方が洒落てるところがさすがパリって感じです。
一個一個に歴史と魂がこもっているので、中盤辺りで体力が尽きますけど、行く価値は大。


パリにはアフリカを植民地にしていただけあり、町の至るところにアフリカンアートのギャラリーがあって、
ジャコメッティピカソの立体物のルーツを感じたりします。
実際ピカソ美術館ではピカソ自身のアフリカンアートコレクションが置いてあったりもします。
とにかくかっこいいものばかりで目移りするなか、いくつか手が出るものを買ってきました。右の石の熊も。

長い頭に細い首、流木のテクスチャーと磨いた木の質感のコントラストに一目惚れして、結局三回(最初は閉店後のウィンドウで、二回目も7時前に閉店していて)店を訪ねて購入しました。ほんとに素敵なデザイン。
3サイズあって一番小さいのも買っておけば良かったと少し後悔。
黒人のモデルみたいな女店員さんと立ち話してたおじさんが、
多分、いくら売れたの?へえ、今日はもう安心じゃん的な会話をしていた。たぶん。


で、話を戻すと、ケ・ブランリーの外観はこんなかんじ。
エッフェル塔からセーヌ川沿いに歩いていると突然現れます。

正面


ちょっと横から


見上げてみる


横から。裏は超ソリッド。

すごくかっこいいです。
中庭はうってかわってロックガーデン、まではいかないけど
かなりドライな印象で外の苔やシダ、蘭とのコントラストで驚かせてくれます。

あぁ、ほんとにかっこよすぎる。
パリの街並みはすごくクラシカルで、アパートメントの窓を見上げると、
天井に骨組みの梁が出ていて、白塗りの壁と自然にマッチしているのが分かるし、
インテリアもシンプルで良いものを使ってるのが見えたりする。
とても大事に住んでいるのが見てとれる中で、
突然こんな建物が出現する、
その大胆さに舌をまきまくり、これがエスプリってやつか!
と実感しました。

というわけで、これからしばらく、街で気に入った植物のある風景を載せていきたいなあと思っておりますでゲス。